- 試用期間終了で辞めたい
- 数ヶ月で辞めても大丈夫?
- 試用期間の意味がわからない
多くの企業では試用期間を設けているところがあります。試用期間が終われば、正社員になれる。
試用期間は正社員と違い、見習い期間でバイトみたいな扱いです。
見習い期間で働いてみて自分の希望した仕事と違う。イメージと違ったなど違和感が生じることもあるでしょう。
違和感があるけで、正社員になって数年働いて辞めたほうがいいのか?
結論から言います。
試用期間満了で退職したほうが良いと考えます。
本記事では、入社したけど条件に合わず退職したいと考えている人を助けます。試用期間満了で退職したほうがオススメな理由も説明します。
○自己紹介
- 某中核市で約5年公務員として勤務
- 5回ほど転職の経験あり
- 転職を経験して、退職するなら試用期間終了でやめるのが良いと気がつく
試用期間とは
求人に試用期間について書かれている項目を見たことがあるでしょう。
試用期間なんて意味ないから最初から正社員で働きたい。多くの人が考えるでしょう。
まってください。その考えは非常に危険です。試用期間にも意味があります。
使用者が労働者を本採用する前に試験的に雇用する期間である。 一般的に、雇用契約の締結前にその企業における労働者の能力や適性を使用者がすべて評価することは極めて難しい。そのため、実際に労働者を採用してから働かせてみて、使用者が労働者の適性を評価・判断するための期間として用いられる。
試用期間には上記のような意味があります。試用期間は3~6ヶ月ほど設けられています。期間中は時給制で給与を決めるところがほとんどです。
仕事なんて実際にやってみないとわかりません。自分に合っていると思って就職しても、必ず合っているかはわからない。
希望の会社に転職したは良いが、自分に合っていなくて辞めたい… このような経験がある方もいるでしょう。
試用期間は自分にこの仕事が合っているか試すテスト期間と言っても良いでしょう。
労働者と会社は対等
せっかく採用してもらって仕事を教えてくれるのに辞めるなんて会社に悪いな…
辞めたいけど、労働者の方が立場的に弱いから無理なんじゃないか?
試用期間で会社を辞めようと思っても悪い気がして辞めれない。そもそも労働者の身分が低いから退職は厳しいと感じている。
全く問題ありません。辞めれます。
会社と労働者は立場的に対等です。
試用期間は会社と労働者お互いが審査し合う期間だと考えてください。
会社側があなたを評価している。この人はうちの仕事には適さないと判断されたら本採用にはなりません。
同時に、労働者が実際に働いてみて会社と仕事に合っているか判断する。条件に合わない、自分の希望と違っている等あれば契約しなくてもOKです。
違和感は消えない
- 最初に聞いた条件と違うな?
- やってみたけど体がしんどい
- 社風や雰囲気が合わないな
試用期間で働いてみて会社の大まかな雰囲気や仕事内容、労働条件を知ることができるでしょう。
その際に、感じた違和感、、、、
正直、この違和感を払拭するのはかなり難しい。
例えば、休日出勤が多くなる。正社員になれば休日も無給で仕事のためにこなければならない。実際に働いてみたけど想像以上に体にダメージがある。体力的にも続けていく自信が無い。
最初に感じた違和感はやがて大きくなり不満に変わります。不満に変わったときは会社に対してネガティブなイメージしかできなくなってしまいます。
そんなネガティブなイメージを持った状況で仕事を楽しくできるだろうか?いや、出来ない。
断言します。絶対に会社の愚痴を言うようになり、仕事に行くのが嫌になります。
すぐに辞めても問題ない
数ヶ月とか短いスパンで退職してしまっては次の仕事が決まらない。
巷では「最低でも三年は続けろ」説が未だにあります。
正直、長く続けてやっと退職するのに意味があるとは思えません。
根性がない。何も続かないと思われてしまう。確かに気持ちはわかります。
しかし、正社員として戦力に数えられてから辞められたほうが会社としては迷惑だと感じます。まだ、見習い期間で退職したほうが傷が浅くて良い。
昨今は転職が当たり前になっています。次に行く人なんて何万人といます。古い情報に惑わされて行動できないことが一番厄介です。
正直、試用期間で退職しても、理由次第でなんとでも次に繋がります。
試用期間満了で終わるのが良い
仕事を辞めるときは試用期間が終わると共に辞めることをオススメします。
合わない環境や仕事を続けるのはつらいですよね?すぐにでも辞めたい。わかります。でも満了まで待ったほうが良いです。
最大の理由は辞めた理由です。
どうしても満了前に辞めてしまってはネガティブな印象を持たれてしまう可能性があります。
人間関係で辞めたのか?なんか問題起こしたのか?もしかして、やる気なかったの?
すぐに辞めるよりは満了まで待ったほうが印象が良いと感じます。試用期間一杯まで熟考したけどどうしても都合がつかなかったと言えます。
怪我や病気、家族の理由で継続が厳しい場合はすぐに辞めても問題ないでしょう。
退職理由は本音はNG
退職する理由の多くは現在の環境に不満があるからでしょう。キャリアアップとかも結局は今の待遇に不満があるから。
- 社風や雰囲気が合わない
- 人間関係
- 給与や休みなどの条件
- 仕事内容
多くは上記の会社が原因の理由から退職を決意するはず。
理由が会社に原因があったとしても退職理由を本音で話すのはやめた方が良い。
転職の際は会社を批判するのでは無く、あくまでも自分の都合としておくのは良い。そして、前向きなポジティブな理由を作ることです。
「一つを極めることよりも多くのことを経験して成長していきたいと感じたので試用期間満了と共に退職を決意しました。」
「仕事内容や会社にはとても満足していました。しかし、怪我をしてしまい業務が困難な状況になってしまいました。治療に専念するために試用期間満了で退職を決意しました。」
個人的に手っ取り早いのは怪我や体調を理由にするのが良いでしょう。
どんな理由にせよ、前の会社に退職の理由を聞くことはありません。
転職サイトの活用
- 試用期間で退職してしまって不安だ
- 次の仕事では失敗したくない
- 自分が何をしたいのかわからない
一度、転職や就職に失敗したときは次の仕事に対して不安があるでしょう。
転職の失敗を少なくするためにも転職サイトの活用をオススメします。
活用のメリットとしては
- ハローワークにない求人がある
- 転職エージェントの面談が受けれる
- 未経験歓迎の求人が多い
一番オススメの理由はエージェントの活用です。転職のプロの意見を聞ける。自分の適性や弱点が知れる。
一人で就活するよりも相談できる相手がいると心強い。そして、第三者の意見を聞けるので客観的に判断できます。
まとめ
試用期間満了で退職するのはありです。
試用期間は会社と労働者のミスマッチを防ぐためのお試し期間。
会社、労働者共にお互いを審査し合う。条件が合わなければ退職することは問題ない。
試用期間の数ヶ月で辞めたとしても次の仕事は決まります。退職理由をしっかり考えることが重要です。
会社批判にならず、あくまでも自分都合の前向きな理由が必要です。