- 技能労務職では出世はない?
- 責任を負いたくない
- 高望みはしない
仕事で頑張って役職を持ち、お金を稼ぎたい。一昔前なら当たり前の価値観でした。
しかし、今は仕事を頑張るよりも自分の時間を大切にしたい。責任のある立場になりたくない人が多いです。
公務員はどんな職でも頑張れば出世できる。公務員になったからには出世したいと考えるはず。
結論から言います。
技能労務職は出世はありません。
本記事では技能労務職に出世がない理由や仕事はほどほどで良い人にオススメな理由を解説していきます。
○自己紹介
技能労務職は出世は出来ない
公務員はある程度年数を重ねれば役職が与えられます。もっと上を目指すなら試験をクリアしたり、勤務態度で評価されるしかありません。
行政職の役職を簡単に紹介します。
主事補→主事→係長・主査→主幹・課長補佐・主任主査→課長
こんな感じで出世していきます。三年目になると主事に上がるので行政職は研修があります。
残念ながら現業職にはこのような役職はありません。一生平社員のままです。
10年位立つと指導者の役割が与えられ、その研修を受けなければなりません。
一応、現場では誰が責任者か?誰が仕切るのかは決まっています。
基本的に年功序列で年数が多い人が責任者や上に立つ形になっています。
行政職よりも給与が低い
現業職の最大のデメリットと言って良いでしょう。
出世が無い分、行政職と比べて給与面で差が出てしまいます。
やはり一生平社員ということで役職手当がつかない。更に昇給額も違ってきます。
給与面での差は年数を重ねていくと縮まってきます。ですが最終的な生涯賃金をみると行政職の方が多いです。
出世したくない人にオススメ
行政職との差があったりデメリットがある反面、実はとてもおいしい職です。
最近ではガツガツ働くたくないとかほどほどに頑張りたいと言った考えが増えています。仕事で成功するとかよりもプライベートを大切にしたい人が多い。
仕事よりも自分の時間を大切にしたい人には現業職はめちゃくちゃオススメです。理由は以下のとおりです。
- 時間に余裕がある
- それなりに給与が良い
- 仕事が決まっている
順番に解説していきます。
時間に余裕がある
基本的に現業職は残業がありません。
定時退社で土日祝は休みです。全部の現業職が当てはまるわけではありません。土曜日出勤もあるところや残業があるところもあります。
残業があったとしても月に数時間程度です。行政職みたいに22時まで残業てのはありません。
現業職全体的にみて仕事に拘束される時間が少ない。自分の時間を作りやすいと言うメリットがあります。
予定も立てやすいし趣味などを楽しむことができます。仕事に振り回されたくない人はオススメです。
それなりに給与が良い
民間の同じ職に比べて給与や待遇が良いです。
同じ公務員なので行政職と同じ割合のボーナスがでる。そして、昇給も確定しています。
公務員の身分なのでボーナスや昇給が約束されているのがでかい。民間のように業績に応じてあったりなかったりとか額が違っていたなんてことはありません。
仕事が決まっている
現業職は単純労働職と言われていた時代がありました。その名の通り、仕事が単純なことが多い。
単純=簡単な作業をしているわけではありません。自分のやるべき仕事が決まっている。ルーティーンワークが多いという事です。
行政職みたいに市民対応があったり、その他もろもろで変化が激しい。現業職は変化が少ない仕事です。
一定の流れを覚えてしまえばうまく行きます。
毎日決まったことだけやりたい。新しいことを覚えたりするのが苦手。そんなに仕事を頑張りたくない。
このような条件を希望する人は絶対に検討するべき。
技能労務職も人気
ちょっと前までは公務員人気が落ちてきたと言われていました。
しかし、相変わらず公務員の倍率は高い。単純労働で行政職よりも待遇面で落ちてしまう現業職。その現業職も今はとても人気です。
公務員人気の影響もありますが、現業職のメリットを知っての人気もありでしょう。
現業職は採用条件が比較的ゆるいです。年齢も高めで試験内容も楽。行政職に応募できなかった人や20代後半から公務員を目指す方は選択しても良いでしょう。
公務員には公務員特有の世界があります。公務員転職を考えている人は絶対にチャレンジするべきです。
まとめ
現業職に出世は無い。理由は役職がなく、平社員のままだから。
しかし、出世したくない人やプライベートを大切にしたい人にはオススメの職業である。
- 残業等が少なく時間的余裕がある
- 給与や待遇が良い
- ルーティーンワーク
以上の理由から仕事中心が嫌な人にはオススメです。