- 信頼関係を築くには自分を知ってもらう
- 自分を出したほうがわかりあえる
- 職場でどう振る舞ったら良いかわからない
これから公務員になる方。新しく入庁する方に言いたいことがあります。
職場では自分の情報は出さないほうが良い。
本記事では元公務員として、公務員の世界で気をつけたほうが良い最重要事項をお伝えします。
長く公務員として働く上で重要な情報です。ぜひ、参考にしてみてください。
○自己紹介
- 元公務員5年勤務
- 2021年3月一杯で退職
- 公務員の世界で素を出して失敗する経験あり
信頼関係を築くには
信頼関係を構築するのは相手のことをよく知り、自分のことを知ってもらうことが重要になってきます。
確かに… 一般的にはこのように言われています。学校とか友達関係を築くには良いでしょう。
しかし、仕事となると別です。職場では必ずしも相手を知り、自分を知ってもらうことがうまくいくわけではありません。
特に公務員の世界では自分を知ってもらおうとするのはやめた方が良い場合もある。
相手に心を許してしまう。気をつけたほうがよい。
自分を出さないようが良い理由
公務員の世界でこれから紹介することが全て当てはまるわけではありません。私が公務員として働いてきた経験から情報を発信しています。
信頼に値するかは人それぞれ。自分の目で見極めてください。
では、どのような理由から自分を出さないほうが良いのか?
- 噂が回る
- 地雷を踏む
- 古い考え
- 相手の本心が不明
順番に解説していきます。
噂が回る
公務員の世界は村社会です。公務員村という世界で生きていかなければなりません。
本当に驚くほどすぐに噂が回ります。ちょっとした自分の情報でもすぐに他人に知れてしまう。
なぜなのか?比較的公務員の中には噂好きな人が多い。しかも、派閥があったりで情報を共有しています。
そして、相手から情報を聞き出すのがうまい。相手を信用していろんな情報を話すと大きくなって噂が回ります。
言った言わないとか最悪、自分が被害を受けることもあります。
基本的に公務員は「どこの誰が」「何してた」とか個人についての話が多い。趣味などの話で盛り上がることは少ない。ほんとに仕事の情報か仕事関係の個人の情報です。
地雷を踏む
相手によっては本当に自分の行動や言動が地雷になります。
「爆殺!!!!!」
仲が良い、相手を信頼しているから軽いノリで行った行動が大きな怒りを買う。
ちょっとしたやり取りでも地雷になる。相手をうまく観察して、地雷を踏まないような行動ができる人は良い。
最悪、イジメなどに発展することも
でも、多くの人はわからないでしょう。一度、地雷を踏んでしまうと一生嫌われてしまうことがある。
どんな地雷があるか…
例えば「サッカーとかは興味ある?」と聞かれますよね?
「サッカーはあんまり興味ないですね」と本音でこたえてしまう。ダメです。ポアされます。
「サッカーはあまり詳しくはありません。しかし、友達とプレイしたりします。ちょっと興味はあるんですよ」って感じで相手に寄り添う。
普段の受け答えでもかなり気を使います。厳しいです。無理ゲーの世界です。
古い考え
公務員の中にはマジで考えが昭和で止まっている奴らがいます。
- 仕事のために心臓を捧げよ
- 仕事が全てである!趣味?そんなの捨てろ!!
本当に仕事とは辛いものだ。苦しいことは正義と言った考えの人がいます。
自分の趣味やスポーツの話とかすると、仕事に影響がでるからとか言われます。
次の日に疲れを残さないように?ガキじゃないんだから自分の限度くらいわかるは!!!
気軽に趣味や自分の状況について話さない方が良い。否定されたり、辞めるように言われることあります。
相手の本心が不明
自分は信頼していて相手にいろんなことを話す。相手とはうまく行っていると思って行動する。
危険です。本当に相手がどう思っているかはわかりません。
表面では良い顔していて仲良く繕っている。実は違う人には自分のことボロクソ言ってたり、情報流している奴が多いです。
公務員は役者が多い!!!
私が約5年公務員として働いた感想です。演じることがわからなかった。演じていることがわからなかった。人を信用して全てを話して損害を被ったことあります。
公務員ならではの環境
公務員の独特の環境が自分を出せない状況になっている。
- 年功序列
- 大組織
年功序列の関係で古いやり方や考えが未だに残っています。
毎年、新入職員が入ってくる。しかし、新しい風は吹きにくい。
上の考えをどんどん踏襲していく。自然と古い考えややり方に馴染んでいってしまう。
また、大きな組織と言うのも原因だと考えます。
巨大組織故に一定数変な奴や癖のある奴がいます。しかも、どんなにいじわるな奴でもクビにはできない。
クラッシャーでもクビにはできない。(その人によっぽど問題があれば改善対策をしてくれますが…)
これらの環境要因が自分を出すと批判する人間を形成すると感じました。
相手の特徴
では、具体的にどんな人物に気をつければ良いでしょうか?
- 優しそうな人
- 何でも聞いてくる人
- 周りに気を使っていますよって人
一見、優しそうで信頼できそうな人は注意です。時間が経って関係になれてきた頃に気を許して自分を出してしまう。
地雷を踏んでいることあります。
優しそうな人は結構地雷持ってます。
あと、何でも情報を聞いてくる人です。職場のことや自分のこと何でもです。配属先の情報を他の部署に話してはいけないということもあります。
この人は大丈夫と言ってうっかり仕事の話をすると漏れます。なんでも聞いてくる人は単純に情報を集めているだけです。
あとは単純に気をつけたほうが良い人は噂が回ります。もし、要注意人物と仕事をすることになったらその人の攻略法を誰かに聞くのもありです。
自分を偽る
職場では自分を偽る。演じる能力が必要です。
うまく相手を立てて、自分の気持や本音は隠すようにする。
どんなに仲の良い人でも本心はわからない。自分をさらけ出すのは止めたほうが良い。
「職場の人とは深く付き合うな」
ベテラン職員に言われたことです。
深く付き合う。情報が相手に伝わる。そして、その情報がまた違う人に伝わります。
一定の距離を保つことが大切です。
個人的には同期ならば信頼できる人が多いと感じました。
自分を出してよいのは同期。同期との繋がりは大切にしましょう。
まとめ
公務員の世界では自分を出してしまうのは良くない。
- 自分の噂が回る
- 地雷を踏む
- 古い考えの人がいる
- 相手の本心がわからない
以上の理由から気をつけたほうが良い。
結局は自分が不利な状況になってしまう。仕事がしにくい環境に陥ってしまう可能性があるからです。
本心や自分の考えは隠して自分を偽る。演じることが必要になってきます。