- 周りから公務員っぽいと言われる。
- 自分は公務員に向いているのか?
- 将来公務員を目指している
これから公務員を目指している人。公務員としてやっていけるのか不安になるでしょう。
ネットでは公務員に向いている人診断などもあります。
公務員=真面目なイメージがあるでしょう。真面目な人じゃなきゃ務まらないの?
結論から言います。
公務員にも向き不向きがあります。
本記事では公務員を目指している方。公務員としてやっていけるか不安な方の悩みを解決します。
○自己紹介
- 公務員として約5年勤務
- 公務員に向いていないと思い退職
- 公務員にも向き不向きがあると知る
公務員っぽいと言われる人とは?
あなたは公務員と聞いてどのようなイメージがありますか?
公務員っぽいと言われる人はどんな人か?
- 真面目
- 安定志向
- 大人しい
- 地味な感じ
こんなところでしょうか。
派手さはない。そして現実的で、安定の選択をする人。ファッションとか趣味にお金を使うことが少ない。貯金を頑張っている。
簡単に言えば、ハジケてなくて真面目な感じでしょう。
このようなイメージのある人が公務員っぽいと言われると考えます。
公務員っぽいと言われる人が公務員の仕事に向いているのでしょうか?
公務員に向いている人とは?
公務員としてやっていけるであろう性格や考え方を紹介します。
公務員として仕事をする中でやっぱり向き不向きはあると感じます。私が経験した中でこれから紹介するタイプの人はうまくやっている感じがしました。
- 周りに合わせられる人
- 地域や市民の役に立ちたい人
- 自分を出さない人
- 事なかれ主義
- 仕事にやりがいを持たない人
順番に解説していきます。
周りに合わせられる
周囲の意見に合わせられる能力。これが一番大事です。
公務員はみんな一緒、同じが大好きです。
「みんなそうだから」「今までそうしてきたから」「他ではやっている人がいない」
この言葉を嫌と言うほど聞いてきました。みんながやっている、これまでやってこなかったことに反すると叩かれます。
反して辞めていった人をたくさん見ています。それぞれ自分の考えがあります。しかし、自分の考えを言ってしまってはいけません。
周りの意見にうまく合わせる。
同調圧力に屈する人間こそがうまく公務員業界を渡って行けます。
地域や市民のために役に立ちたい人
公務員では必ずしも自分のやりたい仕事ができるわけではない。
思っていることと違うことがたくさんあります。いつかはやりたいことをできるかも知れません。もしかしたら、希望とは違う仕事ばかりかも。
理想と現実のギャップで辞めていく人も多いです。
しかし、地域のため、市民のために働きたいと言う思いがある人は長く続けています。
どんな仕事でも街のために働いている。街を良くしたい。地域を変えたいなど熱い思いがある人はやっていけるでしょう。
自分を出さない人
正直、公務員の世界では自分を出さないほうが良い。民間企業でも同じところはあるでしょう。
しかし、公務員の世界では気をつけたほうが良い。変わった人、癖のある人などたくさんいます。
確かに、仕事をしていく上で相手と信頼関係を築くのは必要。そして、信頼してもらうには自分を知ってもらうことも必要でしょう。
断言します。仕事では自分を出すな。ある意味、自分を偽り演じることが必要。
自分が相手を信用していても相手はどう思っているかわからない。ちょっとした発言や言動が地雷だったりします。
聞いた話でこんなことがありました。
ある女性職員が劇団に所属しており、よければ舞台を見に来てよと仲の良い職員達に声をかけた。誘われた方は「行くよ」とこたえた。しかし、裏では誘った行為についていろいろ言っていたそうだ。そして、鑑賞に誘ったことを大きく問題視して上司に報告。とりあえず、そういった金銭の関わること(チケット代金)に誘うのはダメみたいになった。
事なかれ主義
市民対応や職場でのやり取り。自分の意見をぶつけて相手と衝突してしまう方は注意が必要。
理不尽なクレームを受けたりすることがたくさんあります。時にはいきなり電話でクレームを言われたり。
自分は間違っていないのに謝らなければならないなんてことも。できればうまくその場をやり過ごしたほうが良い。
先輩や上司からの意味不明なことを言われたりもあります。自分の考えを伝える。そして、お互い話あうのも良いでしょう。
しかし、衝突するような状況は危険です。
事なかれ主義。うまく状況を切り抜ける。波風を立てない人のほうが長く公務員として生きています。
そして、結構そう言った人は出世しています。
仕事にやりがいを持たない人
世間では仕事にやりがいを持つことが大切だと言います。わかります。私も仕事にやりがいがあったほうが良い。
「地域や市民の役に立ちたい」と言う思いを持った人が公務員に向いている。
上記では紹介しました。ですが、やりがいを持っていない人も向いています。長く仕事を続けています。
公務員はどんな部署に配属されるかわかりません。やりたいことを求めている人は不満がでることもあります。
仕事にやりがいを求めていない人は不満が少ない。ある意味思考停止して淡々と業務に取り組むことができます。
公務員っぽく無い人も大丈夫
公務員っぽいと言われる人。真面目で大人しい人が必ずしも向いているわけでは無い。
確かに安定志向で真面目、大人しい人が多いです。
しかし、派手でチャラチャラしている人。公務員に一見向いてなさそうな人も多いです。
サークルもたくさんあって大学の延長上みたいなところもあります。飲みサーみたいなのもあります。
向いていない人
反対に公務員に向いていない人を紹介します。
振り返って最近感じることは、、
- 個性を貫く人
- 周りと合わせられない人
- プライドが高い人
- 相手を信用する人
これらも適さないと感じる。
とにかく、周りの意見や環境にイエスマンである。どんなに自分は違うと思っていても合わせておく。
仕事に情熱があって頑張りたい。そんな思いから自分の意見を言ってしまう。熱い思いは内に秘めて合わせましょう。マジで叩かれます。
あとはプライドが高い人も注意。特に市民対応です。市民の目は厳しい。とにかく公務員は目の敵にされます。
公務員の行動を見張っている変わった人もいます。公用車を運転している。ちょっとした行動でもクレームをつけてくる。
プライドが高く、意見を言ってしまう。頭を下げることができない。確実にターゲットにされます。
相手を信用する人も注意。ほんとに職場では俳優になってください。演じましょう。
俺は一番これが言いたい。ほんとに相手には素を出してはいけない。
相手を信用して思わぬ落とし穴があります。俺はそれで何回か失敗しました。
自分を知ってほしい。この人なら大丈夫。残念!!裏切られます。
同期とかなら大丈夫でしょう。
同僚は信頼するな。
やってみなければわからない
ここまで向いている人と向いていない人の特徴を紹介しました。
あくまでも私が公務員として働いてきた経験から意見を言わせてもらいました。
公務員に向いている人診断とかいろいろ情報が出ていますがやってみなければわからないです。部署によってカラーが全く違います。合う合わないもあります。
これから公務員を目指す方、入庁予定の方は参考にしてみてください。
公務員でしか味わえない世界があります。公務員の経験は貴重です。良い公務員ライフを送れることを願っています。
まとめ
公務員にも向き不向きがある。
周りから真面目で安定志向、大人しいから公務員っぽいと言われる。公務員っぽい人が向いているかと言えば必ずしもそうではない。
- 周囲に合わせられる
- 地域の発展に貢献したい
- 自分を出さない
- 事なかれ主義
- 仕事にやりがいを求めない
私の経験上、これらの考えや性格の人は長く公務員として生きている。
何事も向き不向きはあります。ですが、自分で決めたならやってみることが大切です。