いざ、退職をするとなると寂しさがこみ上げてきた経験はありませんか?
先日、こんな悩みを見ました。
退職する気持ち 退職・転職したことのあるかたに質問です。 長年勤めた会社を退職するときって、それまでは嫌でしかたなかったのに、 不意に寂しくなったりしましたか? 私は今日、会社に退職の意志を伝えた途端になぜか寂しくなってしまいました。 それまでは嫌で嫌でしかたかなく、毎日が地獄のように思えていたのに、なぜかです。 そういえば高校卒業以来十数年の間、毎日毎日、嫌々着ていたハズの制服も今では愛おしさすら感じます。 新しいこと新しい目標に向けて通り過ぎて、置き去りにして行かないといけないことなのになぜ? 私は幸せだったのでしょうか? この選択は間違っているのでしょうか? この寂しさは何なんでしょうか?
自分の決断への迷い。改めて職場の良さに気がつく。出勤するのが嫌だったけど、今では寂しい。様々な感情があるでしょう。
なぜ、退職が寂しいと感じるのか?
結論から言います。
退職が寂しいと感じるのは将来の不安が大きいからです。
本記事では退職が寂しいと感じる原因や対処法を紹介していきます。
◯自己紹介
某中核市で約5年ほど公務員として働いてきました。その他、外資系企業や大手ホテル業界でも仕事をした経験があります。3月一杯で公務員を退職。退職が寂しいと感じている身から情報を発信していきます。
退職が寂しいと感じる理由
早速、寂しいと感じる理由を紹介していきます。
- 将来の不安がある
- 環境の変化
- 人間関係
- 職場の良さがわかる
順番に解説していきます。
将来の不安
寂しいと感じる最大の理由と考えます。
誰しも将来に何が起こるかなんてわかりません。退職することでこれまで慣れ親しんだ環境から離れます。この先やっていけるのか?新しい職場はどうなんだろう?
様々な不安があります。不安から自分の決断を信じることができなくなってしまいます。
迷いから今までいた環境に対して肯定的に捉えてしまう。慣れた環境を離れたくないと言う気持ちが出てきてしまいます。
将来の不安を消し去ることは難しい。どんなに前向きに考えても現時点では何もわからない。
環境の変化
環境の変化も大きな理由です。
慣れ親しんだ環境から新しい環境に移るのはストレスが掛かります。また、1から環境に適応していかなければならない。
人間はもともと環境の変化に適応するのが苦手な生き物と言う説もあります。
変化がどんなにポジティブなものであったとしても少なからずストレスがあります。
人間の脳が変化を嫌い、「いつもと同じ」状況を求める。更に、大人は子供に比べて脳の柔軟性が低くなり、変化に対応しにくくなっています。
人間関係
退職して職場環境が変わると人間関係も変わります。
人間関係は人に大きなストレスを与えます。ましてや、新しい環境では不安が大きい。
- 本当にうまくやっていけるのか?
- この人は信用できるのか?
- 輪に入っていけるのか不安
以上のような不安が出てくるでしょう。
不安定な状況だからこそ、慣れ親しんだ関係を寂しく思う。人間関係を1から構築していくのはめちゃくちゃストレスがかかります。
新しい職場で良い人間関係を築ければストレスもなくなるでしょう。こればかりは行ってみないとわからない。
想像は実物よりも大きく考えてしまう。実際に新しい職場に入ってしまえば何も問題がなかった。想像では不安が多かったけど現実は違ったなんてこともあります。
職場の良さがわかる
今まで当たり前に過ごしていた環境から離れる。離れると見えてくるものってありますよね?
皆さん少なからず経験はあるのではないでしょうか?
学校が嫌だったけど卒業すると母校の良さがわかった。勉強の大切さがわかった。
離れてはじめて人の優しさに気がついた。
当たり前だと思ったことが無くなる。無くならないと気が付かないのは仕方がありません。だって、当たり前の状況では物事のありがたみや良さなんて気が付きにくい。
慣れです。当たり前と言う状況に慣れてしまっている。視点をずらさないと見えない世界がある。
私も退職したばかり
私も2021年3月一杯で公務員を退職します。
退職を決めるまでは次のステージに行けることを嬉しく思っていた。そして、やる気に満ち溢れていた。
退職と言う決断が間違っているとは1ミリも思っていなかった。
しかし、職場に挨拶に行ったとき、決断に自信が持てなくなった。
久々に職場で職員と話をした。もっと他の選択肢はあったのではないか?まだやれることはあったのでは?
寂しさや自分の決断の不安がこみ上げてきた。
これは将来の不安があったり、職場の良さに改めて気がついたからだろう。
寂しさを払拭する解決方法
では、どうやったら寂しさを無くすことができるのでしょうか?解決方法を紹介します。
- 辞めた理由を考える
- 自分のやりたいことを考える
- 前の職場の人と会う、連絡を取る
- 人に相談する
- 新しい出会いを楽しむ
順番に解説していきます。
辞めた理由を考える
どうして自分は辞めたのか?辞める決断をとったのか?改めて理由を考えてみましょう。
退職を決断したのは何かしらの不満があったからではないでしょうか?その不満は同じ仕事を続けていて解決できるものだったのか?
解決ができない、新しい環境に希望を求めたから退職を決断した。
誰しも100%満足行く決断、選択をできる人はいません。
決断に迷いが出てしまうのもわかります。迷った時こそ原点に帰ってもう一度理由を整理しましょう。
自分のやりたいことを考える
退職してこの先、自分が何をやりたいのか考えましょう。
仕事でもいいし、趣味でもOK。自分が新しくチャレンジしたことや目標を決めましょう。
小さなことでもなにか決めるとやる気が出ます。一度退職をきっかけに人生はリセットされました。新しい自分の誕生と考えてみてはどうでしょうか?
目標ややりたいことを決めるとポジティブになります。後ろを振り返ることは大切です。しかし、後ろばかりではなく前を向いて考えた方が明るくなれませんか?
前の職場の人と会う、連絡を取る
前の職場の人と会ったり連絡を取るのは寂しさが紛れます。
近況報告をしたり世間話をするだけでも嬉しい。繋がりを保つことは良いことです。
辞めたからと言って一生会えなくなる訳ではない。今はつながる手段がたくさんあります。
退職=関係が完全に終わるではない。落ち着いたら自分から連絡してみるのもアリです。
たまに飲みに行っても良い。これまでの出会いで築いた関係を大切にしましょう。
人に相談する
寂しさから自分の決断に迷いが出てしまう。自分では解決できない、わからなくなってしまったら…
誰かに相談しましょう。相談することでアドバイスを貰ったり、共感してもらえます。
苦しいときは誰かを頼る。恥ずかしいことではない。相談することで決断に自信が持てます。前向きな気分になれます。
第三者からの意見は自分で気が付かなかったことがわかります。迷っている時は広く視野を持てなくなる。
新しい出会いを楽しむ
別れがある分、新しい出会いもあります。
別れは悲しいですが、一生会えなくなるわけではない。つながる方法はたくさんあります。
これからの新しい出会いを楽しみませんか?出会いは新たな発見があります。自分の人生に大きなきっかけを作ることもあるかも知れません。
職場はもちろんのこと、新しい趣味を始めたり、出会う機会はたくさんあります。自分から新しい出会いを求めて、いろんな環境に飛び込んで行くのはどうでしょうか?
退職は人生のターニングポイントです。新しい自分へと生まれ変わるチャンスです。
不安ばかりではなく、楽しみに変えていきましょう。
次の環境で成功させるためにも
次の新しい環境でも良い出会いや楽しみが待っています。
転職を成功させるためにも以下の二つのことをやってください。
①最高の引き方
退職する際のやるべきことをしっかりやって感謝の意を示してください。
最高の退職をすることで次の職場でも上手くいきます。
②転職を成功させるためにも転職サイトの活用をオススメします。
エージェントによる面談が受けられ、自分にあった求人に出会えます。転職成功の確率を上げるためにも活用しましょう。
まとめ
退職が寂しいと感じる理由は、環境の変化や将来の不安が大きい。
寂しさから退職の決断に迷いが出てしまう。迷うことは悪いことではない。しかし、いつまでも後ろを見ていてはいけない。
寂しさを払拭する方法は
- 辞めた理由を考える
- やりたいことを考える
- 前職の人と会う、連絡を取る
- 相談する
- 出会いを楽しむ
以上の方法を試してみて欲しい。
退職は人生の大きな決断だ。それ故に、新しい自分に生まれ変われる。過去を振り返るより、これからの未来を楽しみましょう。