先日、公務員の飲み会に関する悩みを見ました。
公務員の中でも飲み会が少なくて強制ではないのはどこですか。 ちなみに税関は飲み会多いですか
飲み会なんて気にする必要はないだろう?しかし、飲み会が嫌いな人、職場との関係を面倒に思う人からしたらとても重要な問題です。
飲み会に参加しないと出世できないとか、嫌われるとかいろいろ悩みがあることでしょう。
結論から言います。
飲み会の頻度は少ない。全員参加の飲み会は年に2回くらい。
しかし、配属先意外の飲み会があったり、課によって開催される飲み会が異なります。
本記事では公務員の飲み会事情について情報を発信していきます。
◯自己紹介
某中核市で約5年ほど公務員として働いてきました。その他、外資系企業や大手ホテル業界でも仕事をした経験があります。元公務員として飲み会の参加を気にしている人の悩みを解決します。
強制イベントは年に2回くらい
では早速強制イベントを紹介していきます。
- 忘年会(12月)
- 送別会(3月)
この2つはできれば全員参加してほしいイベントです。
忘年会は一年の仕事の頑張りを課のみんなでねぎらう意味もあります。大々的に行われることが多く、上司も参加します。
送別会は異動や退職の職員との最後の交流の場であり、これまでの活躍をねぎらったり感謝する意味もあります。
忘年会は比較的キャンセルしやすいイベントです。しかし、送別会は参加しておいた方が無難です。最後なので異動や退職する職員に感謝を伝える意味でも行くべきでしょう。
4月に歓迎会をやる所もあります。歓迎会は強制では無いですが新しい職員や新しい配属先の人たちと仲良くなりやすいイベントなので参加したほうが良い。
部署によって開催される飲み会は違う
今回は私の配属先だった保育園業界を例に紹介します。
保育園業界は特殊で園の行事ごとに打ち上げがあったりします。保育園は他の課に比べて飲み会などのイベントが多いです。
- 暑気払い(6月)
- 運動会打ち上げ(10月)
- 忘年会(12月)
- 卒園式打ち上げ(3月)
- 送別会(3月)
なんと1年で5回もイベントが開催されます。6月の暑気払いが新入職員や異動職員の歓迎会も兼ねて開催されます。
結構参加率も高く、二次会や三次会まで行くこともありました。
幹事は若手職員が担当
基本的に飲み会の予約や会計、企画などの幹事は若手職員が行っていました。
同期に話を聞いたところ、ほとんどが幹事をやっていました。二次会の店を予約したり、余興を企画したりと大変だと言っていました。
もちろん私もやりました。1年目のときは会計をやりました。会計がまた面倒くさくて、やり方がややこしい。お金の管理もしたりととにかく大変。12月末までギリギリやっと終わりました。
幹事をやるのは1年目だけじゃなく2,3年目くらいまではやります。
一人一人休みを聞いて、店の候補をだしてアンケートをとったりしました。
若手職員は高確率で役割があるのでイベントは強制参加だと思った方が良いです。体調が悪いとかで回避はできるけど、何回かは顔だした方が印象は良いです。
先輩職員が係をやっているのに若手は何もしてないと気まずいです。若手は率先して係をやれよ!みたいな雰囲気があって嫌でも手を挙げることになってしまう。
代金は経費で落ちません
残念、自腹です。課の予算で懇親会費が支払われると考えている方がいますがそれはありません。
一回の飲み会に1万近く取られてしまう。とても痛い出費ですね。飲み会に参加したくない大きな理由です。
多くの課では所属長がお心付けとして多く出してくれます。まあ、でも数100円安くなるくらいだけどねwww
課によっては毎月の給与から積立をしている所もあります。私の配属先でも積立をしていました。
3月の送別会が終わった時に残金を返却していました。
行きたくない人は断っても大丈夫
飲み会が好きではない人は断っても大丈夫です。断ると出世できないとか情報が出回っていますが、関係ありません。
子育てなどを理由に断る人もいました。
お金がかかるし、若手の給与が少ないうちは行きたくないイベントですね。
これから公務員を目指す人で飲み会が嫌い、職場と距離を置きたいと思っている人。若手のうちは何回かは出といた方が良い。
役割もやらされるし、嫌でも出席しなければならないことはあります。
若い内にいろんな人と交流を持っておくのは大切だと考えます。これから公務員で長く勤めて行く人は横のつながりを持っておいたほうが良い。
若手のうちは我慢しましょう。
同期・同僚の飲み会はよく行われる
その他で、同期や同僚との飲み会も頻繁に開催されます。
公務員は横のつながりを大切にしたいのか、とにかく飲み会で親睦を深めたがります。
新人研修のときは必ず飲み会があります。
年齢が離れていたり、職種が違っても同期との飲み会は参加しておいたほうが良い。同期とのつながりは公務員生活の中で重要です。悩みを話し合ったり、励まし合ったり、仕事でお世話になることもあります。
仲の良い同僚との飲み会もあります。保育園では仲の良い職員で飲み会に行きました。職員同士で親睦を深めておけば仕事の情報を共有できたりメリットがあります。
配属先全体での飲み会の他に上記のような集まりがあります。その他の飲み会は強制では無いので無理する必要は無い。
まとめ
公務員の飲み会は比較的少ない。
課によって開催されるイベントは違います。
最重要強制イベントは2つ。
- 忘年会
- 送別会
最悪、この2つだけでも行っておいた方が無難です。
飲み会の参加の有無が出世に関わることは無い。来たくない人を強制的に参加させることもありません。
若手職員は何かしら役割をやることがある。会計や企画、幹事などやることが多い。
飲み会が嫌いでも若手のうちは関係なく役割をやらされます。なかなか断るのも難しいです。
今後の公務員生活のことも考えて、嫌でも若手のうちは我慢してやるしかありません。