今まで住んだこともない自治体を受けたい。
出身地以外の自治体を受験したい。
この様に考えている人は多いと思います。
結論からいいます。
出身地以外の自治体でも受かります。
○この記事の内容
○自己紹介
私は某中核市で公務員として約五年近く働いてきました。しかも、出身地とは関係ない他県の自治体です。実際に合格して働いてきた実績があります。
出身地以外の自治体をなぜ受験するのか?
ではなぜ地元以外の自治体を受験するのか?
私は3パターンあると考えます。
- 地元が落ちたから
- 昔住んでいたから
- 自治体の取り組みや街に興味があったから
この3つが大きな理由だと思います。
地元が落ちたから
地元の自治体が落ちて、他に受験可能な自治体が他県だったということはよくあります。
他の自治体を受験することは悪いことではありません。
どんどんチャンスがあるなら挑戦して行くべきだと考えます。
その自治体を選んだ理由が受験資格や日程だけでなく、何か惹かれたものがあるはず。
その理由を明確にできれば不利になることはありません
昔住んでいたから
これはよくあるパターンです。
大学や専門学校の時に住んでいた街が気に入り、また住むなんて話も珍しくはありません。
実際に私も昔住んでいた所を受験し合格しました。
そして、五年近く働いていました。
住んでいた経験があれば街のこともわかります。
地元ではなくその自治体を選んだ理由も明確にできるでしょう。
住んでいた経験を話せれば特に問題ないでしょう。
自治体の取り組みや街に興味があったから
一番面接でうまく話せる理由だと思います。
その自治体の取り組みに興味があったということは入庁後のやりたい仕事も明確に見えているはず。
自治体研究もしっかりできているので面接でアピールする項目が多い。
わざわざ他のところから受験して、熱い思いを話せば地元出身者よりは印象に残ると思います。
出身地以外の自治体を受験することはなぜ不利と言われるのか?
ネット上ではこの様な質問が良く書き込まれています。
悩みとしては面接官になぜ地元を受けないのか突っ込まれるとか、地元民のほうが有利だと思っているからでしょう。
そして、不利と言われるのは過去の受験して落ちた人の意見や話を耳にしたからです。
実際に地元民を優遇しているとかはありません。 自治体も各年に採用した出身地を公表します。
これは他県からの人も受け入れ、新しい風を入れていますよ。
新しいことを取り組んでいますよと言ったアピールに繋がります。
ですので、各自治体は一定数の他県出身者を採用しています。
ネット上で言われている他県出身者は不利説は嘘です。
そんなことはありません。
自分の受験したい自治体を受験しましょう。
有利になることも無い
反対に出身地以外だからと言って有利に働くこともありません。
各自治体で一定数の出身地以外の人を採用しています。だからと言って試験の点数が加算されるわけではありません。
出身地以外の受験者には違った質問が来ると考えられます。実際に私は、違った質問が来ました。
結局は実力勝負です。有利・不利は気にすることはありません。
志望動機を作りポイント
しかし、他県出身者が違う自治体を受験するには準備が多くかかります。志望動機はどうやって作ったら良いのか?
出身地の場合、街について知っているわけなので自治体研究も少なくてすみます。そして、やりたいことのビジョンが見えています。
それに比べて他県出身者は街を知らない。自治体研究も隅から隅まで詳しく研究していく必要があります。
では、具体的に何をすればよいのでしょうか?ホームページで情報を集めのは当たり前ですね。
今回は私が実際に行った方法を紹介します。
- 実際に町に行ってみる
- 市長の政策を見る
順番に解説していきます。
実際に街に行ってみる
私がおすすめするのは実際に受験する自治体に行ってみることです。
受験したい自治体の町並みを見て、住んでいる人に街の良さを聞いてみてください。
また、役所や役場で配布されている広報誌を何枚か貰ってきましょう。
今、自治体が取り組んでいることや力を入れていることが書かれています。
ホームページで調べると結構、情報を集めにくい。なぜならあらゆるところに情報が出ているので収集しにくい。最新の情報だけでなく過去の情報も載っています。
町を見たり、話を聞いたり、役場・役所に行くことでまとまった情報が手に入る。必要な情報だけを入手しやすいです。新しい情報が手に入りやすいです。
市長の政策をみる
自治体研究で簡単にできることは市長の取り組みについて見てみることです。
私は実際に街に行き、市長の後援会の資料をもらってきました。
現在市長が取り組んでいることや政策のスローガン、街の目指している事が書かれていました。
街に行く余裕が無い方はホームページでも市長の取り組みが書かれています。
その自治体を代表する長については一番研究するところと考えます。
後援会のパンフレットは最新の取り組みが載っています。そして、わかりやすい。簡潔にまとめてあるので絶対に入手するべきです。
面接できかれるポイントは?
これは第一に「なぜうちの自治体なの?」です。
地元ではなくほかの自治体なのか?
このなぜについてはっきりした理由がなければ難しい。
どうしてこんなことを聞いてくるのか?
それはお試し受験で来ているのか?しっかり働いてくれるのだろうか?というところを見ています。
特に他県出身者はこのなぜ選んだのかを他の受験者より明確に答えなければなりません。
ここの自治体の政策に惹かれたのか?
以前住んでいて、気に入ってまた戻ってきた。
私の場合、以前住んでいてもう一度住んでみたいと思った。住んでいた時によそ者の私を良くして受け入れてくれたのでその恩返しとして街に奉仕したと話しました。
また、市長のスローガンや取り組みに共感したことも話しました。
また、集団面接で他の受験者には「○○市の公務員とはどんな印象ですか?どうあるべきですか?」と言った質問がありました。
私には「公務員とはどんな印象か?公務員とはどうあるべきか?」と違う質問でした。
他県出身者なので街のことをあまり知らないだろうと思ったのか質問を変えてくれました。他県出身者にはまた違う質問で来ます。
地元と受験先の取り組みや違いなども比較して調べておいた方が良いと考えます。
まとめ
出身地以外の自治体を受験しても不利になることはない。
しかし、なぜ受験したのか。
なぜの部分を明確に答えられなければいけない。
地元受験者よりは自治体研究を丁寧に行う必要がある。
また、地元の自治体も調べておき、地元との比較ができれば志望理由に深みが増すと思います。